導入事例 | 株式会社プロゴス

ビジネススキルを身につけ、実践から気づきを得るPowerとGBSの活用

作成者: レアジョブ広報担当|25/02/10 9:25

まずは、東芝テック様の事業概要についてお聞かせください。 

吉田様当社は「グローバルトップのソリューションパートナー」を目指し、リテールソリューション事業およびワークプレイスソリューション事業の2つの事業を展開しております。リテールソリューション事業は主にPOSシステムや店舗機器、ワークプレイスソリューション事業は複合機などを取り扱っています。

グローバルビジネスという観点では、どういった展開をされていらっしゃるのでしょうか?

吉田様:現状で国内と海外の売上比率は約4対6と、グローバルビジネスの比率が高くなっております。東南アジアやヨーロッパを中心に世界中で66拠点(2024年3月末現在)を抱え、海外現地法人も多数あります。現地での販売のみならず製造を行う拠点もあり、国内外の連携強化を推進しながらグローバルトップを目指しています。

約6割が海外売上となると、グローバルビジネスをけん引する人材育成が非常に重要となりますが、人材育成における課題感はどのようなものでしょうか?

吉田様:海外とやり取りする機会は部門を問わず多数あるのですが、時代の変化のスピードがどんどん上がってきている今、グローバルビジネスの展開もスピードアップしていかねばなりません。これまでの海外現地法人にいる駐在員をハブとしたコミュニケーションに加え、日本と現地の担当者同士の直接的なやり取りも増やしていかねばならないと考えてはいるものの、現実的には個人ごとの語学力やビジネススキルにより濃淡が生じてしまっています。そのため、英語力はもちろん、グローバルビジネスに求められるスキルについては、全社的に底上げしていくことが、最も大きな課題と認識しています。

また、海外の現地法人や企業と直接ミーティングや商談を行うといったリアルな機会の有無は、部門によって大きな差があります。異文化理解やグローバルビジネスのマインドセットも踏まえ、適切なコミュニケーションができるように、実践的にスキルアップできる場を増やしていきたいとも考えていました。

そうした課題がおありの中で、当社がご提案しているPowerとGBSをお選びいただいた理由をお聞かせください。

吉田様:まず、Powerはスキルにフォーカスした研修として設計されているので、英会話だけでは学びきれないスキルを実践的に身につけられるのが魅力でした。グローバルビジネスでのコミュニケーションを円滑に進めるためには、単なる英会話力だけでなく、さまざまなスキルが必要です。それらを学習できることが、Powerの大きな利点だと思っています。

一方、課題としても申し上げた通り、全部門があまねく海外と頻繁にやり取りをするわけではないので、英会話力やコミュニケーションスキルを身につけたとしても、実務で活かせる場があるとは限りません。いざとなった時に活かせなければいけないので、特に実務で海外と直接やり取りをする機会が少ない社員にとっては、リアルなシチュエーションを体感できるGBSがうってつけだと考えました。実体験は、社員一人ひとりがさらに磨くべきスキルを考えるきっかけにもなると思っています。

日常英会話ならできるレベルの英会話力があるとしても、ビジネスにおいては、ただ話せればよいというわけではないですからね。

吉田様:まさしくその通りですね。たとえば、会議のファシリテーションをする場合、英語を話せる以外に場の設計や意見の引き出し方など、多様なスキルが必要です。国内のビジネスではなかなか経験できる機会がないので、リアルに体感できるGBSはとても有効ですね。海外赴任の予行演習のように活用することもできると思います。

では、実際にPowerを受講されたお立場から、受講しての率直な感想をお聞かせいただけますか?

金徳様:個人的に、ビジネスの核心はコミュニケーションにあると考えています。「初めまして」からスタートして、いかにビジネスでかかわっていくべきか。Powerでは、その流れの中で必要になるスキルを一貫して学ぶことができました。私自身、アメリカへの赴任を控えているなかで、スムーズなコミュニケーションをできるようになるための学びが多数ありました。たとえば、国籍や文化の異なる人たちとの接し方などは、同じ英語表現でも相手によって受け取り方が異なることも起こりえるので、英語学習だけではカバーできない領域を学べたのが良かったですね。
また、ビジネスシチュエーションにおけるロールプレイングが数多く準備されていて、すごいなと思いました。いずれきっと出くわす場面をあらかじめ体験できましたし、同じシチュエーションで2回ロールプレイングを行うので、1回目のフィードバックを踏まえ、2回目に改善してみる…という設計が整っているのがありがたかったです。

Powerを受講された後に参加されたGBSの方はいかがでしょうか?

金徳様:一番は、自ら主体的にアウトプットしていかなければいけないと気づけたことです。日本人はどうしても周りの様子をうかがいがちですが、率先して意見を発信していかなければ、グループワークやディスカッションは進められません。多少間違っていてもいいので、どんどん意見を出して会議を活発化させていく重要性を実感できました。同じグループの講師からも、最終的に「いろいろな意見を出していたのが素晴らしかった」というフィードバックを頂きました。

今回、Powerを受けてからGBSを受講したわけですが、Powerで学んだこと、例えば、「たわいもないことからコミュニケーションしてみよう」を、GBSでまさに実践してみることができました。結果として、何を話したかは覚えてないのですが、お互いに話したという事実から打ち解けることができ、グループワークをスムーズに進めることできたと感じました。

これからアメリカに赴任されますが、GBSで学んだことの中で海外赴任で活かせそうなのは、どの部分でしょうか?

 

金徳様:大きく3つあると思っています。

  1. コミュニケーションの幅が広がった:丸2日間英語を使う機会があったから、どのような場面でもコミュニケーションをとれるようになったと思います。
  2. 率直に意見を述べられるようになった:海外の方は体格も大きく威圧感も感じてしまいますが、どんどん意見を述べていくのをGBSで学べたから、アメリカでも活かせると思いました。
  3. コミュニケーションの基本的なスキルを確認できた:リアクションを大きくする、わからないことを訊き返す、など、日本人はなかなかしないこともグローバルの標準を学べたので、今後関わる人と信頼関係を築いていくイメージが持てました。

 

本日は、貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました!


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